どうも、しょーさんです。
本記事では親が離婚した子供の気持ちについて私の実体験を書いていきます。
離婚したら子供はどういう気持ちになるんだろう・・・?
そんな風に子供の気持ちを想ってくれる親に向けて記事を作成しています。
離婚家庭の子供として離婚を決断する前に取り組むべき2つのことも紹介していますので、ぜひ最後までお読み下さい。
まず始めに「このテーマだけは私が書かなければいけない!!」と思った理由があります。
「親が離婚した子供の気持ち」の情報が少なく
- 子供の気持ちを親に理解して貰えない
- 離婚を考える親が子供の気持ちを知りたくても知ることが出来ない
その結果として、
離婚によって子供が辛い思いをしてしまう、
そんな子供の様子を見て親は
「離婚は間違った選択だった・・・」と後悔する
という最悪な状況に陥ってしまうと思ったからです。
現に私は子供の気持ちを考えずに離婚した両親を恨んでいた期間がありました。
「こんなに悲しい思いをするなら産まれてこなければ良かったんだ。」なんて暴言を言った記憶も鮮明に覚えています。
しかし私が中学に上がり精神的に大人になるにつれ、ふと【親の立場からの考え】や【親の気持ち】を考えるようになりました。
- 夫婦として上手く行かなくなった人と一緒に暮らすって辛いよな・・・
- 両親は子供の気持ちを全く考えなかったわけじゃないと思うし、色々判断できる情報も少なかったのかな・・・
- 離婚を決断した時点では、親にとっても子供にとっても離婚が最善策だと思っていたんだよな・・・
- 親も親である前に1人の人間で、楽しく過ごしたいし幸せになりたいに決まってるよね・・・?
2000年頃の当時の情報量や精神的な余裕が無い状況での判断と、親の気持ち、親の1度きりの人生も考えるといった観点から、
少しずつですが両親を許していくことができました。
ただ、私のように両親の離婚を認めることが出来る子供は多くはありませんし
実際に親の離婚を経験した身としては、悲しい思いをする子供を減らしたいというのが本音。もし離婚するなら親も子供も悲しまないように離婚を進めて欲しいと思っています。
前置きが長くなりましたが、記事を読むことで子供目線に立って離婚を考えるということや、あなたの気持ちが整理できるきっかけとなってくれれば嬉しいです。
注意
この記事で記載する「親が離婚した子供の気持ち」は両親の性格の不一致による離婚によって生じた気持ちです。
子供(私)やどちらかの親がDVや虐待、
モラハラを受けていたわけではありません。
親が離婚した子供の気持ちを教えます
親が離婚した子供の気持ちを私の経験談で4つお伝えします。
- 大好きな両親が離婚した悲しさ
- 子供に相談もなく離婚したことへの苛立ち
- 誰にも相談できない心苦しさ
- 楽しいも嬉しいも感じない心
順に当時を思い出しながら書いていきます。
大好きな両親が離婚した悲しさ
大好きな両親が離婚するのは、一般的な家庭に生まれ普通に生活してきた私にとっては、人生で最も悲しい出来事でした。
枯れるほど涙を流し、喪失感を感じたのは、前にも後にも両親の離婚の時以外にありません。
安心できる場所、どんなことがあっても、立ち直ることが出来る場所が私には無くなったのです。
この悲しさは親には理解できないと思いますが、例えるならあなたの目の前から子供が居なくなるのと似た感覚だと思います。
相談もなく離婚したことへの苛立ち
両親は私になんの相談もなく離婚を決め、父親が出て行ったその日に報告されました。
最初は悲しい気持ちでいっぱいでしたが、次第に「なぜ子供だからと相談なしに離婚を決めたんだ。家族なのに。」と両親への苛立ちを覚えました。
同時に家を出た父親に「私と毎日会えなくてもいいのか・・・」と気持ちのギャップに悲しくなりました。
誰にも相談できない心苦しさ
両親が離婚し、悲しみのどん底に居た時も、誰にも相談が出来ずにいました。
1人では到底、対処出来ない悲しみ・不安・辛さを抱えて。
当時の私は離婚に対して偏見を持っており、親が離婚していることが、かっこ悪い・恥ずかしいと思っていました。
「誰にも知られたくない・・・気付かれたくない・・・・・・。」そう思って毎日を過ごしていました。
楽しいも嬉しいも感じない心
両親が離婚して間もない頃は何をしても楽しいと感じない・嬉しいと感じない毎日でした。
家を出て行った父親からは、後日すぐに連絡が来て
「いつでも会いにおいでね」と伝えられましたが
私は、大好きな両親と一緒に居られなくなったことが悲しくてたまらなかった。
前々から両親の仲が良くないのは薄々気づいていたんです・・・。気付いていただけに、
- 何をしていれば離婚せずに済んだだろうか
- 何をどんな風に伝えたら離婚しなかっただろうか
と考える日々を送りました。
子供が何を言おうと親の気持ちは決まっていたんだと思いますが・・・。
ここまで、私が11歳~14歳の時に体験し実際に感じていたことをお話ししました。
親が思っている以上に、子供は親が離婚したことについて考え、心の中で葛藤をします。
離婚を悩んでいるうちは思いとどまる
ここからは子供の気持ちから親の気持ち(あなたの気持ち)について考えていきましょう。
本当のところあなたは、
- 離婚をするべきなのか
- 我慢して思いとどまるべきなのか
の答えを探しているのではないでしょうか?
親の離婚を経験した私の率直な意見は、まだ離婚を決断していないなら、思いとどまって欲しいが本音です。
理由は2つあって
- あなたの幸せを考えることが最優先
- 私と同じ様に離婚で悲しむ子供を減らしたいから
長くなり過ぎないように私の考えをお伝えします。
理由1:あなたの幸せを考えることが最優先
大前提として、離婚を考えることよりも先にあなたの幸せを考えることを最優先すべきです。
あなたは離婚を考えている状況でも、子供のことを考えてくれる子供想いな親です。
このサイトを運営している私からすると、涙が出るほど嬉しい気持ちになりますが、
相談メールをくれる方々とやり取りをする中である共通点に気付きました。
それは自分の幸せを二の次にも三の次にもしているということです。
幸せになるには大前提として、
- 自分を一番優先し
- 何よりも大切にし
- いつでも満たした状態
にしてあげるべきなのです。
なぜなら、「親であるあなたが幸せで溢れていないと、
あなたの元で暮らしている子供も幸せになれないから」です。
それに気付かず「離婚すれば今より良い家庭環境にしてあげられるはずだ・・・!」と思っている方が多いのです。
まず始めにやるべきことは、離婚後の子供たちの心配ではなく、
- 自分が本当はどうしたいのか
- どういう状態になるのが幸せなのか
上記をしっかりと煮詰めて、そのために離婚が必要なのかを考えましょう。
NG:離婚を考える→今より幸せになれるはずだ?→離婚したけど幸せになれた・・・かな?
OK:自分の幸せを考える→私の幸せはこれ、ほんとはこんな生活を望んでる→幸せのための手段として離婚→幸せになれる
自分の人生を楽しみ、理想とする人生を歩くことが、
自分も子供たちも幸せに暮らせる一番の近道だということを理解しましょう。
理由2:私と同じように離婚で悲しむ子供を減らしたいから
2つ目は私と同じように離婚で悲しむ子供を減らしたいからという私の想いです。
このサイトには「親の離婚を止めたい」と考えて訪れる子供たちもいます。
その子たちは恐らく過去の私と同じ想いで今を生きているはずです。
全ての親には届かなくても、
せめて、この記事を読んでくれているあなたのような子供想いの親にはしっかりと子供の気持ちと向き合って欲しいと思っています。
親が離婚した子供の気持ちを離婚を考える親に伝えること、これは私の使命なんです。
それを踏まえた上であなたの幸せは何か?ということから考えて欲しいのです。
ただし、これはあくまでもあなたが離婚を決断していないなら、という前提です。
下記では離婚を決断する前にできることを紹介します。
あなたの幸せとセットで考えてみてください。
離婚を決断する前にできること
離婚を決断する前にできること
- 離婚後の生活が成り立つかライフプランを作成すること
- 親も子供も悲しまない離婚の進め方を知っておくこと
離婚後の生活が成り立つかライフプランを作成する
離婚を考えてしまったら離婚後の生活が成り立つのかを確認しましょう。
私の親は離婚後の生活が成り立つのか分からないまま離婚したため、子供含め金銭面で大変苦労しました。
- 水道代光熱費、ガス代が払えずにライフラインが止まる→私のお年玉で払う
- 修学旅行費が準備出来ず、担任から私に何度も柔らかく請求される
- 部活動を選ぶ基準が遠征が少ないこと
- 教育費まで回らないため進学はなし
思い返すとまだまだ出てきますが、こうならないためには離婚後の生活において収入や支出、教育費や特別費を把握することが大切です。
自分で離婚後の生活を考えるのは難しいですが、ライフプランニングサービスを使うと、
お金に詳しいファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けながらライフプランを無料で作成できるので本気でおすすめです。
親も子供も悲しまない離婚の進め方を知っておく
このサイトでは親も子供も悲しまない離婚の進め方を3Stepで紹介しています。
子連れ離婚の3Step
Step1:親が離婚を後悔しないようにする
Step2:子供の気持ちをよく理解する
Step3:子連れ離婚の準備をしっかりする
この3Stepを経て目指す離婚後の親と子供の状態は次のとおりです。
子供の状態
- 離婚後も子供が笑顔で居られる
- 離婚後に子供が寂しいと思わない
- 離婚後も子供が両親に会える
- 離婚を子供が理解してくれる
親の状態
- 離婚を後悔しない
- 離婚後も笑顔で居られる
- 離婚後も元夫、元妻と子供の為に子育てを協力し合える
- 離婚後の人生も胸を張って歩いていける
実はいま読んでいる記事がStep2に当たります。
こんな方法もあるんだと離婚を決断する前に知って頂けると嬉しいです。
まとめ:子供の気持ちと同じくらいあなたの幸せも考えること
親が離婚した子供の気持ちについて書きましたが、離婚すること自体が悪いこととは思ってないです。
両親だって今よりも良い方向へ進展すると信じて離婚したわけですから。
結果的に子供である私が辛い思いをしたのは、時代のせいもありますが、後先を考えずに離婚したためです。
勢いで離婚をせず、出来ることからやっていきましょう。
離婚を決断する前にできること
- 離婚後の生活が成り立つかライフプランを作成すること
- 親も子供も悲しまない離婚の進め方を知っておくこと
親が幸せであることが子供の笑顔、健康、幸せに必ず結びつきます。
今よりもっと自分を大切に。
今よりもっと自分の人生を楽しく歩んでいきましょう。
このサイトでは親の離婚を経験した私が【離婚は今より幸せになるための選択肢】というコンセプトで、親も子供も悲しまない離婚を目標に運営をしています。
誰にも相談できない。そんな方はお問い合わせから連絡ください。
カウンセリングのプロではないし、悩みが解決出来るとは限りませんが、お話を聞くことは出来ます。
ここまでの長文を読んで頂きありがとうございました。