
どうも、しょーさんです。
本記事では親が離婚した子供の気持ちについて書いていきます。

離婚したら子供はどういう気持ちになるの?
こういった方に向けて私の実体験をお話ししていきます。
この記事を私が書く理由は
「親が離婚した子供の気持ち」の情報量があまりにも少なく
- 子供の気持ちを親に理解して貰えない
- 離婚を考える親が子供の気持ちを知りたくても知ることが出来ない
その結果、離婚によって子供が辛い思いをすると同時に、そんな子供を見て親も
「離婚は間違った選択だった・・・」と後悔してしまうと思ったからです。
現に私は子供の気持ちを何も考えずに離婚した両親を恨んでいた期間がありました。
「こんなに悲しい思いをするなら産まれてこなければ良かったんだ。」なんて暴言を言った記憶も鮮明に覚えています。
しかし私が中学生になり精神的に大人になるにつれ、親の立場から物事を考える事が出来るようになると
- 夫婦として上手く行かなくなった人とこの先ずっと一緒に居るって辛いよな・・・
- 両親は子供の気持ちを全く考えなかったわけじゃないと思うし、色々判断できる情報も少なかったのかな・・・
- 離婚を決断した時点では離婚が最善策だと思っていたんだよな・・・
- 親も親である前に1人の人間で、楽しく過ごしたいし幸せになりたいに決まってるよね・・・?
2004年頃の当時の情報量や精神的な余裕が無い状況での判断、
親の人生も考えるといった観点から、少しずつですが両親を許すことができました。
ただ、私のように両親の立場になり、離婚を認めることが出来る子供がどれだけいるのか分からないし、
実際に親の離婚を経験した身としては、私と同じように悲しい思いをする子供を減らしたいというのが本音。
もし離婚するなら今より家族みんなが「幸せになる手段」として選択して欲しいと思っています。
なのでこの記事の目的は2つ。
- 親が離婚した子供の気持ちを理解して貰う
- いきなり離婚を決断せずに、自分と家族の幸せ、離婚後の生活について考えて貰う
記事を読むことで家族にとっての幸せのカタチを考えるきっかけとなって欲しいと思っています。
この記事は【離婚をしたいと考えている親】に向けて全4記事を紹介している中の1記事目となります。
おおまかな流れとしては、
①子供の気持ちと②離婚後の後悔することを知った状態で③再構築を行う。
再構築が出来れば本望ですが、上手く行かなかった場合は④離婚の準備を進める。
といった感じになっていて、全4記事をとおして
「夫婦関係の再構築、あるいは子供想いで家族が幸せになる離婚」を実現する為の4記事に仕上げたいと思っています。
前置きが長くなりましたが、あなたとあなたの家族の人生の選択肢が増え、より良い方向へ進めるサポートが出来れば幸いです。
注意
この記事で記載する「親が離婚した子供の気持ち」は両親の性格の不一致による離婚によって生じた気持ちです。
子供やどちらかの親がDVや虐待、モラハラを受けていたわけではありません。
Contents
親が離婚した子供の気持ちを教えます
親が離婚した子供の気持ちを私の経験談で4つ綴らせて頂きます。
- 大好きな両親が離婚したことに対する悲しさ
- 子供に相談もなく離婚したことへの苛立ち
- 誰にも相談できない心苦しさ
- 楽しいも嬉しいも感じない心
順に当時を思い出しながら書いていきます。
大好きな両親が離婚したことに対する悲しさ
大好きな両親が離婚するのは、一般的な家庭に生まれ普通に生活してきた私にとっては、人生で最も悲しい出来事でした。
枯れるほど涙を流し、喪失感を感じたのは前にも後にも両親の離婚の時以外にありません。
安心できる場所、どんなことがあってもまた立ち直ることが出来る場所が私の前から無くなったのです。
この悲しさは恐らく親にはなかなか理解できないとは思いますが、例えるならあなたの目の前から子供が居なくなるのと似た感覚だと思います。
相談もなく離婚したことへの苛立ち
私の両親は私になんの相談もなく離婚を決め、父親が出て行ったその日に報告されました。
最初は悲しい気持ちでいっぱいでしたが、次第に「なぜ子供だからと相談なしに離婚を決めたんだ。家族なのに。」と両親への苛立ちを覚えました。
同時に家を出た父親に「私と毎日会えなくてもいいのか・・・」と思ってしまいました。
誰にも相談できない心苦しさ
両親が離婚し悲しみのどん底に居た時も私は誰にも相談が出来ずにいました。
1人では到底対処出来ない悲しみ・不安・辛さを抱きかかえて。
当時の私は離婚に対して僅かな偏見を持っており親が離婚していることがかっこ悪い恥ずかしいと思っていました。
誰にも知られたくない、気付かれたくない、そう思って毎日を過ごしていました。
楽しいも嬉しいも感じない心
両親が離婚して間もない頃は何をしても楽しいと感じない・嬉しいと感じない毎日でした。
家を出て行った父親からは、後日すぐに連絡が来て
「いつでも会いに来ていいからね」と伝えられた。
ただ私は、大好きな両親が一緒に居られなくなったことが悲しくてたまらなかった。
前々から両親が仲が良くないのは薄々気づいていた・・・。
気付いていただけに、「あの時何をしていれば離婚せずに済んだだろうか?自分が何をどんな風に伝えたら離婚しなかっただろうか?」と考える毎日でした。
子供が何を言おうと親の気持ちは決まっていたんだと思いますが・・・。
離婚を考えている方は自分と家族の幸せについて考えてみよう
上記ではリアルでは話したことのない「両親が離婚した子供の気持ち」をお伝えしました。
おそらく「子供の気持ち」が書いてあるこのページに訪れるくらい子供のことを真剣に考えてくれているあなたは、
「子供はこんなに辛い思いをするのか・・・離婚どうするべきなのだ・・・?」と立ち止まってくれたとおもいます。
とはいえ、いまここで「では夫婦の仲を再構築しましょう!」と言ってもなかなか前向きにはなれないですよね。
ええ、そんなに甘くないことは知っています。離婚を考えたからこの記事に来たのですから。
なので取るべき行動としては、「あなたにとっての幸せ」と「家族にとっての幸せ」が離婚後の暮らしの中にちゃんと存在するのかどうかを熟考することです。
今より幸せになろうと離婚しても、離婚後の生活の中に「あなたにとっての幸せ」が存在しない場合や、「家族にとっての幸せ」を
取り上げるような事になってしまうと、あなたも離婚したことを後悔し、子供たちも以前の私のように両親を恨んでしまいます。
そうならないために、まずは「自分と家族の幸せってなに?」から考える必要があるのです。
離婚後の細かい話はとりあえず一旦置いて、自分と向き合い「あなたの幸せ」から考えてみてください。
自分の幸せってなに?
価値観は人それぞれで、幸せを感じるポイントも人によって違います。
どういう状態になることが自分の幸せなのかを知ることで、今後の行動も変わっていきます。
あなたは自分がどういう状態にいること、なることが幸せだと感じますか?
- 仕事をバリバリこなしている時
- 旅行に行って美しい風景を見ている時
- 美味しいものを沢山食べている時
- 趣味に没頭している時
- 家族と自分が笑いあっている時
他人と自分を比べたり、世間体を見繕った答えは出さなくても良いです。
自分の中の素直な気持ちを整理しましょう。
家族の幸せってなに?
自分の幸せを考えたら同様に「家族の幸せ」についても考えてみてください。
- パートナー(妻・夫)の幸せは何ですか?
- 子供たちの幸せはなんですか?
特にパートナーの幸せを考えることは難しいと思いますが、この答えも重要になってきます。
これから離婚しようか、と本気で考えている人ほど直接問いだしてみたり、一緒に考えることが大切です。
子供の幸せは何か?については親であるあなたなら、何となく浮かんでくると思います。
注意点としては
- 子供が充実している時間
- 才能を発揮している瞬間
- 笑顔で居られるという状態
というのは、
- 今、大好きな両親が居るから
- 今、何があっても心休まる自分のホームがあるから
- 今、将来も安心・安全に暮らしていけると思っているから
という土台の上で成り立っているということです。
離婚によって子供が幸せを感じられるための土台を壊してしまわないように配慮すべきだと私は思います。
離婚は本当に必要か考える
あなたの幸せや家族の幸せを考えたら改めて離婚は必要か考えましょう。
とはいえ、今すべての答えを出す必要はなくて、全体を俯瞰することと、現時点のあなたの考えをまとめるために、です。
- あなたの幸せはパートナーが居なくては成り立たないものでしたか?
- パートナーの幸せであなたと共通している部分はありませんでしたか?
- 子供たちの幸せは両親が夫婦として存在してなければ感じることが出来ないものでしたか?
親同士が少し距離を取って両親の笑顔が増えることになれば、それも子供たちの幸せに繋がるのでは?と思います。
離婚を我慢することが一概に得策ではないということです。
まとめ:子供の気持ちも大切、あなたと家族の幸せも大切
親が離婚した子供の気持ちについて書きました。
離婚すると子供は下記の気持ちになります。
- 大好きな両親が離婚したことに対する悲しさ
- 子供に相談もなく離婚したことへの苛立ち
- 誰にも相談できない心苦しさ
- 楽しいも嬉しいも感じない辛さ
過去の私は離婚によって上記のように感じたけど、離婚すること自体が悪いこととは思ってないです。
両親も今よりも良い方向へ行くと信じて離婚したわけですから。
なので、現時点で大切なのは勢いで離婚を決断せずに、「自分と家族の幸せ」について熟考し、
離婚後の生活の中にその「幸せ」が存在することが出来るかを考えることです。
繰り返しになりますが、1番避けたい状態は「離婚は間違った選択だった・・・」と後悔すること。
離婚するなら今より家族みんなが「幸せになる手段」として選択するべきだと私は思います。
ここまでが【①親が離婚した子供の気持ちを知る】でした。
次の【②離婚後の後悔について知る】では、離婚後の親の後悔について書いています。
・離婚後は後悔しないだろうか・・・?
・後悔するとしたらどんなことだろうか・・・?
という疑問に対し、離婚後に後悔するポイントを紹介しています。
具体的には「離婚経験者が感じている後悔」を「離婚家庭の子供は実際どう思っていたか」を知ることができる記事となっていますので、ぜひ、一読願います。
最後に、このような長文記事を読んで頂きありがとうございます。
離婚家庭で育ち、寂しかった、悲しかった思いを「離婚を考える親に届けたい」と思ってこのブログを始めました。
拙い文章で完成度の低いこのブログにも、日頃から多くの、感謝を伝えてくれるメールや相談メールを頂きます。
嬉しくありがたいと思う反面、
・離婚家庭の子供の気持ちをただ伝えていくだけでは誰も何も解決しないな
・離婚に至るまでの背景や原因もみんな違う
・自分が親になって分かったこともたくさん出て来た
・1人ひとりが幸せになるために必要なことってなんだ?
と、私自身がまだまだ未熟である自分を見つめ直すきっかけであったり、新しい観点での気付きを頂いています。
今ではもう自分の感情を書き殴るだけのブログではなく、子供想いな親にもっと役に立つブログにしたいと強く感じています。
これからも時間は掛かりますが頑張って運営を続けていきますので、よろしくお願いします。