この記事では子連れ離婚後の暮らし方について書いていきます。
離婚後は生活スタイルが変わり、慣れない生活を強いられる方も少なくありません。
・離婚後は今より安い賃料の物件に引っ越す予定
・支援を受けるためにしばらく実家に住む
・私は子供たちと離れ別居するから関係ないよ
上記のような方は、もう少し工夫をして
親にとっても子供にとっても精神的負担の少ない離婚後の暮らしをしませんか?
子連れ離婚後の暮らしで抑えておきたい4つのポイントは以下になります。
- 離婚直後の生活基盤は変えないが望ましい
- 別居をする親は子供となるべく近くに住む
- 子供との連絡手段を確保する
- 子供と過ごせる時間と収入・支出の把握をする
はじめに書いた通り、ここでの目的は「親も子供も悲しまない離婚後の暮らし」がゴールとなっています。
では、実体験をもとに解説していきますね。
①離婚直後の生活基盤は変えないが望ましい
離婚後すぐには生活の基盤となっている部分として、住居や学校、生活リズムを変えないことが望ましいです。
理由は子供と親の精神的負担を最小限に抑えるためです。
子供には親が離婚した喪失感や、片方の親が日常から姿を消したことによる不安感など、子供が抱える精神的負担は思った以上に大きいもの。
大人のように心の整理を上手に、柔軟に出来るほど器用ではありません。
加えて新しい住居や親しい友達が居た学校なども転校となってしまっては、
今まで通りの安定した心境や生活リズムを取り戻すことは非常に難しくなります。
覚えているのは酷く泣いていた。ということだけ。
また、生活基盤を変えないことは子供の負担を抑えるためだけではなく、親の負担も最小限に抑えるためでもあります。
親も離婚後の平常心ではない時に、生活基盤が変わってしまうと余裕の無い行動を取ってしまいます。
- いつもより睡眠が浅い
- いつもより疲れてる
- 心が落ち着かない
こんな状態では不安な気持ちでいる子供を支えてあげることも、新しい生活を明るい気持ちでスタートすることも出来ません。
何度も伝えますが、子供は親を良く見ています。
不安な親を子供は心配します。
引っ越す場合は新しい生活に慣れてから
片方の親が別居し、こんなに居住スペースはいらない、もう少し安い家賃の家にしたい。
そう思うのは当然なので、その場合は離婚後の生活に親と子供が慣れた頃に計画しましょう。
何か月ぐらい・・・は各家庭で異なるので、暮らしてみてから考えても遅くはありませんよ。
※子供が小さい方で実家の支援を受けることで、親も子供ものびのび生活出来る場合は両親で相談し決めましょう。
離婚直後の生活基盤はなるべく変えない!
そのために掛かる家賃やその他費用はきちんと両親で話し合おうね。
新しい環境に慣れるための必要経費だよ。
②別居をする親は子供となるべく近くに住む
離婚後に別居をする親は、子供となるべく近くに住むことをおすすめします。
理由は近い方が子供が成長していく上で起こる様々なことにすぐに対応が出来るからです。
子供が風邪や病気にかかった時に対応できる
どんな子でも体調を崩すことや、けがをしてしまう可能性はあります。
・子供が風邪をひいて学校を休むことになった
・けがをして通院をしなければいけなくなった
仕事を休み看病が必要になることは必ずあります。
そういったことも片方の親にだけ負担が掛からず、親としての対応ができます。
習いごとの送迎等ちょっとした用事に対応できる
子供が学生のうちは親の協力無しで毎日を過ごすことは出来ません。
それは毎日のことであったり、突発的なことであったり様々です。
・習い事への送迎
・明日必要な文房具の準備
・雨具が壊れた
・週末のお出かけ
挙げればキリが無いですが、学力のため、健康のため、娯楽のため、子供の要求を飲んであげるためには近くに住んでいないとできない事です。
子供が別居する親に会いたい時に会うことができる
離婚したとしても、日常的に会える距離に親がいる、というのが子供の精神安定剤になります。
・飛行機に乗らないと会えない
・高速に乗って2時間かけないと会えない
会うことに特別感が出てしまうとお互いに予定を合わすのが難しくなったり、
面会の期間が空きすぎて親子なのによそよそしくなってしまったり。
子供が親に会いたい時に会える、離婚したとしても【当たり前】の環境を子供に準備しましょう。
③子供との連絡手段を確保する
子供との連絡手段を確保する事で、子供が取りたい時に親とコンタクトを取ることが出来ます。
子供の年齢に応じて直接やり取りが出来る連絡用のツールを準備しましょう。
- ゲーム機器のチャット機能
- 親のスマホ
- 子供用のスマホ
- パソコン
父と母の家を行き来していたので連絡する時に不便な思いをしなかった!
安価でセキュリティ面でも安心出来る商品が出ているので検討しましょう。
④子供と過ごせる時間と収入・支出の把握をする
子供たちを養っていくにはほとんどの方がフルタイムで働かなければいけない状況になります。
暮らしていくにはお金が必要なので当然です。
しかし一方でおざなりに出来ないのが子供と過ごす時間です。
子供が小さければ小さいほど、暮らしていくのにお金はかかるのに残業や勤務時間を短縮したり、
給料は少ないけど融通の利く職場を選ばなければいけなかったりと、制限が出てきてしまいます。
子供に寂しい思いや不便な思いをさせないため、自分が選んだ人生を後悔しないためにも、以下の事を確認しましょう。
1週間のタイムスケジュール作成で子供との時間を把握
離婚後の生活の1週間のタイムスケジュールを把握しましょう。
確認すべきは子供との時間がどれだけあるかです。
子供との時間が短すぎると、
- 子供が寂しい思いをする
- 親も寂しい思いをさせていると自己嫌悪する
- 自分の知らないうちにどんどん成長してる
と、こんなはずじゃなかったのに・・・となってしまう。
シングルマザー、ファザーで生活をしている人の1日をママリとYouTubeから引用しましたので、参考にしてみましょう。
収入と支出の把握
時間と同じくらい大切なのが収入と支出になります。
どれくらいの収入で生活が成り立つのかシュミレーションしましょう。
こちらもシングルマザー・ファザーの家計簿を引用させてもらったので、参考にしましょう。
また、児童手当など、ひとり親家庭が使える制度もまとめているので合わせて確認しましょう。
ライフプランの作成とプランニングのススメ
時間とお金について考えましたが、どちらかと言えば不安なのはお金の面ではないでしょうか?
離婚後の生活は今の状態のまま続くわけではありません。
子供が成長していくのに合わせて習い事が増えたり、子供の部屋を与えたり、進学などの将来のことも頭に入れておかなければいけません。
そんな気持ちだと思うんですが、無料でライフプランを作成してくれるサイトをまとめましたので、試してみましょう。
こういったサービスを使って正確じゃなくても大体のライフプランを作ることは、今後の生活がどうなるのかを知るための材料になります。
- 毎月の生活費はいくらで暮らすのか
- 数年先はどれだけ貯蓄が出来ているのか
- 大きな支出が発生するのはどんなタイミングなのか
- その為の準備はいつから始めれば良いのか
上記のようなことが分かります。
その分自分にも子供にも、余裕があれば他人にも優しく出来たら万々歳です。
キャンペーンでライフプランニングをした方にプレゼントもあるみたいなので、好きなものを貰いましょう。
どれも全部オンラインでやるか対面でやるかを選べます。
1回目のプランニングを元に違うサイトで2回目のプランニングをすると違った視点から、アドバイスを貰えることもあるのでおすすめですよ!
まとめ:離婚後の暮らし方は親にも子供にも配慮しよう
本記事では離婚後の暮らし方を実体験ベースで紹介しました。
まとめると以下の4つになります。
- 離婚直後の生活基盤は変えないが望ましい
- 別居をする親は子供となるべく近くに住む
- 子供との連絡手段を確保する
- 子供と過ごせる時間と収入・支出の把握をする
全てを話し合って決めるのは難しくても、出来ることから取り入れていきましょう。