・伝える時は母親、父親、どちらがいいのか・・・?
今回はこういった悩みをお持ちの方に子供への離婚の伝え方を離婚家庭の子供が回答します。
記事の狙い
子供への離婚の伝え方、伝えるべきことを知ってもらい、離婚後も子供が明るく生活できるようになって欲しい
この記事を読んで頂ければ、子供への離婚の伝え方、伝えるべき事が分かります。
記事は3分ほどで読み終わります。
メモ
「話す」自分の言いたいことを言う【自分主体】
「伝える」相手に分かりやすく言う【相手主体】
離婚に至った理由を正直に伝える
離婚に至った理由を正直に子供に伝えましょう。
理由は日常生活が大きく変化する為、子供に隠し通す事は不可能だからです。
離婚をすると子供の生活や周囲も大きく変化します。
・父親or母親のいない生活になる
・離婚前と比べて金銭面で苦しくなる
・世間が離婚家庭として偏見をもつ
上記は代表的なもの。
各家庭によって子供に起こる変化は様々で挙げるとキリがありませんが、他にも、
・引っ越しをする家庭
・実家に帰る家庭
・それに伴って転校を余儀なくされる子供
・親の年齢が比較的若ければ今後再婚する可能性有り
と、上記のような大きな変化が起きるのに、理由を話さずに、ましてや虚偽の理由で子供は納得すると思いますか?
答えはNOです。
子供は親の嘘を見抜き、本当の事を言わない親に対して不信感を抱きます。
なので子供には離婚へ至った理由を正直に伝えましょう。
注意点
夫婦間で起こったトラブルを事細かく伝えない
理由⇒親同士の感情の混じったケンカ話は子供にとって理解しがたい
例⇒浮気が離婚の原因だった場合は子供に浮気と伝えない、
「悪い事をしたから会えなくなった」と思うと子供の中で親が悪人になる為。
離婚することは子供のせいではないことを伝える
離婚することは子供のせいではないことをしっかり伝えましょう
理由は、子供は自分のせいで夫婦の仲が悪くなったと思い込む場合が多いから
上記は耳にしたことがあると思いますが、幼少期の私も実際にそれに近い思考に陥りました。
両親の離婚が悲しかった私は、
・母と父が話せる機会をもっと作ればよかったのか
・まだ元に戻れる可能性はあるはずだ
・もっと父と母の仲を良くする為に何かできたんじゃないか
上記の様に考えてしまい、
「ああしとけば良かった、こうしとけば良かった」というたらればの思考回路になっていました。
しかし当然離婚した原因は私でもなければ子供がどうこうしても、遅かれ早かれ辿り着いてしまう結果だったと思うんです。
当時悩んでいる時間も落胆して遊びに行けなかった日も今ではもったいないと感じてしまいます。
なので、離婚することは子供のせいではないことを伝えましょう。
離婚後別居する親は子供に今後会えるかどうかを伝える
離婚後別居する親は子供に今後も会えるかどうかを伝えましょう。
理由は離婚後に離れてしまう親はどうなってしまうかが、子供の一番の心配事だから
子供の立場からすると離婚をすることによって、別居する親と会えなくなるのが一番辛いです。
子供に対する気持ちのフォローに加え
・今後はいつ会えるのか
・どれくらい会えるのか
・どこに住むのか
を伝えましょう。
親の離婚を経験した私からは
離婚後も今までと愛情は変わらず、いつでも会いたい時に会えると言って貰えたらなと思います。
そう出来るように別居をする親は近場に住むなど、工夫が必要です。
離婚後も子供にとっては唯一の父or母です。
子供の不安を少しでも和らげる努力をしつつ、離婚後別居する親は子供に会えるかどうかを伝えましょう。
両親揃って離婚する事を伝える
離婚を子供に伝える時は、両親揃って伝えましょう。
理由は3つあります。
両親から伝えると子供が理解しやすく受け入れやすい
実際に片方の親から離婚すると伝えられても、「本当に?」「どうして?」という気持ちが優先的になり、なかなか受け止める事が出来ません。
それに対し両親からちゃんとした離婚の理由や経緯を伝える事が出来れば、両親の考えに少しでも理解出来、受け入れる事が出来ます。
子供が幼かったり小学生だった場合、話したって理解できないんじゃない?と思いますよね。
確かに完全には理解が出来ないかもしれませんが、親の真剣な表情、眼差し、声のトーンなどで重要な話かどうかくらいは分かるし、
分かりやすい言葉や表現をすることで子供も理解しようとしてくれます。
離婚を選択した責任が片方の親に偏らない
離婚を伝える親だけが子供の涙する表情を見て責任を背負いがちです。
離婚を子供に伝える時が親にとっても一番辛い瞬間。
その辛さをどちらかの親が一人で背負う必要は無いです。
様々な事を考えて考えて考え抜いた結果が「離婚する」に行き着いたことと思います。
子供が辛い離婚を選択した責任を両親でしっかり受け止めましょう。
離婚後に親間でのトラブルが無い
離婚の理由を子供に伝える瞬間はとても重要です。
子供の記憶にいつまでも鮮明に残ると思ってください。
その離婚理由にどちらかの親の愚痴や悪口が含まれてしまうと、離婚の原因はその親のせいになってしまいます。
当然離婚の原因を作った親に子供は良い印象は持たないので、会いづらくなったり気がかりになってしまいます。
そうなると親が子供に何を言われたかを探ってしまい、心の傷をえぐるきっかけにもなってしまいます。
離婚後は夫婦では無くなっても、子供にとっては唯一の親です。
なので、親間の問題は子供には言わないように、両親揃って離婚する事を伝えましょう。
離婚を子供に伝える時は明るく話しましょう
離婚を子供に伝える時は暗くなり過ぎずに楽観的に話しましょう。
理由は暗いと子供がこの先辛いことや悲しいことが待っていると感じてしまうから。
子供に離婚をマイナスイメージにさせ過ぎない事が大切です。
子供にとって重要なのは離婚後も今までの日常になるべく変化を加えないこと。
そして変化した事にも解決策が用意されていることです。
離婚による変化点と解決策
父との別居(変化点)⇒近くに住んで居て、連絡ひとつでいつでも会える(解決策)
上記の様に変化点に対する解決策を準備する事で必要以上に悲観的にならずに離婚を伝える事が出来ます。
離婚を選択したのは現状よりも何かしらの状態が良くなると思ったからだと思います。
子供に離婚すると伝える時に親が泣き崩れたりすると、子供は未来に大きな不安と恐怖を抱えます。
なので、離婚を子供に伝える時は明るく話しましょう。
まとめ:子供への離婚の伝え方
離婚の伝え方が上手くいったからといって子供が辛い思いをしない、とはなりませんが、
しっかりと両親の考えや子供に対する思いを伝える事が出来れば辛さも軽減されます。
最後にもう一度確認しましょう。
子供には「話す」ではなく「伝える」を意識
話す⇒自分の言いたいことを言う【自分主体】
伝える⇒相手に分かりやすく言う【相手主体】
・離婚へ至った理由を正直に伝える
・離婚することは子供のせいではないことを伝える
・離婚後別居する親は子供に今後会えるかどうかを最初に伝える
・両親揃って離婚する事を伝える
・離婚を子供に伝える時は明るく話しましょう
ちなみに離婚をしても子育ては両親でするべきだと思っています。
子供が寂しがる事の無いように離婚後でも子育てについて両親で話し合いましょう。
以上で今回は終わります。
離婚家庭で育った私の気持ちや考えが、離婚を考える全ての親に届きますように。
しょーさんでした。