離婚後について

田舎から都会に就職した結果失うものが大きかった話【人生観】

本記事のターゲットは?

・田舎から就職しに都会へ行こうとしている人

・就職する場所で悩んでいる人

 

今回は柄にもなく人生観みたいなものを書きます。

 

私は北海道の田舎から都会の名古屋に就職し10年目を迎えようとしています。

田舎から都会に就職が決まった時は、やる気とワクワク感で満ち溢れていました。

・交通に不便がない

・夜でも賑やかな街

・おしゃれなお店がたくさんある

田舎を出る前は若干の不安はあったものの、2,3か月も経てば都会に染まっていました。

仕事も遊びも充実していて、これ以上ないパートナーとも巡り会い、結婚もしました。

瞬く間に月日が過ぎていく中、薄々気付いていた事がありました。

それは「自分を育ててくれた両親やきょうだい、祖父母、叔父、叔母との時間があまりにも少ない」ということでした。

本記事の狙い

田舎から都会に就職し10年目を迎える私の心境をお伝えする

しょーさん
田舎を出ようと思っている方、ぜひお読みください。



田舎から都会に就職した結果、失った大きなもの

高校を卒業後、名古屋の企業に就職する事が決まり、うきうきでした。

私を一番可愛がってくれていた祖母は反対しましたが、聞く耳を持たずに飛び出してきました。

「名古屋に行くんだ」と言った時の祖母の寂しそうな顔を今でも忘れません。

そして一昨年祖母は他界しました。

恥ずかしながらその時に初めて、「田舎から遠方の都会に就職することがどういう事か」を知ったのです。

失った大きなものをお伝えしていきます。

家族に会える時間が少ない

祖母の死をきっかけに私は「家族に会える時間」を気にするようになりました。

田舎から都会の会社に就職すると年に数回しか帰省しないので、家族に会える時間は本当に少ないんです。

・実家にしょっちゅう帰っている人なんているの?

・近くても帰省しない人なんていっぱいいる

・都会に住んでる人はだいたい連休しか帰らないでしょ

そう思ってる方は一度、自分の「両親と会える残された時間」を考えてみてください。

両親と会える残された時間

仮にあなたが1年の間に夏と冬の連休にしか帰省しない。

長い連休だったとしても遊びに出掛けたりで、両親と一日居るのは夏冬合わせて6日間。

そして睡眠時間やお風呂やトイレなども考慮し実際に顔を合わせていられるのは10時間程度。

仮に両親が60才で80才まで生きるとしたら、

20年(両親の残された寿命)×6日間(1年に会う日数)×10時間(一日に一緒に居る時間)=1200時間=50日間

50日。たった50日間ですよ?

たとえ今元気な姿であっても、残りたった50日間しか顔を合わせて話せないんです。

私の親はあと数年で60才になります。

一年に帰省する日数も先ほどの例と似たようなもの。

親と会える残り時間が少ないことに驚きを隠せません。

 

私はこちらで家族が出来た。

とはいえ、私達親子に残された時間は50日間。

あまりにも、あまりにも短すぎる。

 

田舎から親元を離れ、都会で暮らすとはこういうこと。

私はこのまま名古屋で暮らしていて良いのか。

そう考える事が日に日に多くなってきました。

家族の死に目に会えない

名古屋から北海道の実家まで移動するのに掛かる時間は、飛行機の時間なども合わせて最短で6時間~7時間を要します。

先述したとおり、一昨年祖母が他界しました。

祖母は私が産まれた時から可愛がり育ててくれた大切な家族です。

 

亡くなる数十時間前に連絡を受けていましたが、飛行機との時間が合わなかったり、空港からも時間が掛かったりと、祖母の死に目にも会えませんでした。

「親の死に目に会えないのは最大の親不孝」なんて言われたりもしますが本当にその通りだなと・・・。

都会に来て得たもの

都会に来て得たものもあります。

大企業で働いているという肩書

大企業で働いていると地元の友達や親戚からチヤホヤされます。

・給料良いんでしょ?ボーナス良いんでしょ?

・大企業だから安泰だね

などよく言われます。

 

大企業であることは間違いありませんが、大勢いる社員のうちの1人に過ぎないです。

私1人で何か出来るわけでもなく、他の企業から欲しがられるような突出したスキルを持っているわけではないので、私個人としては危機感を持っています。

運良く就職できただけなので、名ばかりの肩書はあまりいらないですね。

人との出会い

都会に出て来たことで出会えた人は沢山居ます。

親友と呼べる人も親父のような存在の人も出来ました。

田舎で暮らしていても出会いはあると思いますが、出会える人数の絶対数が違います。

 

都会に出ることで色んな地域から来た人と出会う事ができ、自分の知らない文化や美味しい食べ物、面白い場所などの情報が聞けるので、知見が広がりました。

いままでどれだけ狭い範囲で人付き合いをしていたんだと思い知りましたね。

「沢山の人と出会いがある」これは都会に来て得たものです。

田舎から都会に来ても変わらなかったもの

田舎から都会に来ても変わらないものも当然ながらあります。

金銭感覚

金銭感覚は良くも悪くも変わりません。

というのも田舎より給料が良くても物価が高いので、結局のところあまり余裕のある生活とは言えないです。

特に賃貸にしてもマイホームにしても住むことに関して価格が高いと感じてます。

 

都会で住居に必要になるお金は田舎だと大体半額で済んでしまいますね。

なので給料が良くても出ていくお金が多いので金銭感覚的には何ら変化はありません。

倹約に努めております。

目の前に映る世界

目の前に映る世界は「街があり人が居る」だけでなにも変わらないです。

少し冷めた表現かもしれませんが・・・。

どこの田舎に住んでいても車で2~3時間走ればそこそこ栄えている街に行けないですか?

 

私の場合は札幌という名古屋と同等の大きな街があります。

わざわざ田舎を出て遠方の都会に就職しなくても月1の買い物に行くくらいで十分だなと思ってしまいました。

まとめ:私は田舎に帰ることを密かに計画中

これから親元を離れて都会へ行こうとしている方。

どうなっても人生は一度きりです。

考えすぎてやりたい事が出来なくなるのも本末転倒。

後悔しない選択を私はしていきます。

最後にまとめます。

田舎から都会に就職した結果、失った大きなもの

家族に会える時間

両親と会える残された時間

家族の死に目にも会えない

 

ちなみに私は「両親と会える残された時間」を考え、親孝行をしなくては。と思い始めました。

私と同じ家族想いな方はこちらの本をおすすめします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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