1人目が誕生してから産後クライシスに陥ったもののあの手この手で乗り越えてきたしょーさんです。
本記事では産後クライシスの原因と対策について書いていきます。
・産後クライシスになってしまったんだけど原因は何なんだろう・・・?
・合わせて対策も知りたいな
上記のような方に向けて記事を書いています。
産後クライシスって知らず知らずのうちに陥ってます。
原因を聞き出そうにも、お互いに素直になれない状態になっていたりしますよね。
妻から「自分で考えれば?」なんて言われ、
こちらとしても「はあ?」っていう態度を取ってしまったり・・・。
私は夫として産後クライシスを経験したので世の中の夫に向けてお伝えしますが、
妻の方がこの記事に辿り着いた場合は、気持ちの整理や自己分析として活用して頂けたらと思います。
私がこの記事を書く理由は
・同じ境遇の人を助けたい
・実際に産後クライシスを経験した人からの情報の方が心に響く
と思ったから。
産後クライシスの原因を理解し対策を実践することで、夫婦の仲が少しでも良くなることを願っています。
産後クライシスの原因4つを解説
産後クライシスを経験した私から原因を4つ解説します。
産後クライシスの原因は以下の通り。
- 家事育児に非協力的な夫(今まで通りの生活をする夫)
- 出産による疲労とホルモンバランスの乱れ
- 初めての育児に対する不安や焦り
- 慢性的な睡眠不足
産後クライシスの原因は夫婦や家庭によって様々ですが、我が家をはじめ、周りの家庭やSNSで情報収集すると大方上記の4つが当てはまります。
それでは順に解説していきますね。
原因1:家事・育児に非協力的な夫
原因1として挙げるのは「家事・育児を全て妻に任せ、子供が産まれる前の生活を送っている夫」です。
産後クライシスである夫婦の大半の原因がこれですね。
ご飯まだ?なんか部屋汚くない?ちゃんと掃除してる?俺が抱っこしても全然泣き止まない。夜泣きするから別室で寝るわ。俺は仕事してるんだぞ
上記のようになってませんか?
妻は出産してから24時間、子供に付きっ切りで世話をしています。
嫌でも自分の生活やペースを変化させているのに対し家事も育児も妻に丸投げ状態ではどんなに気が長く器の大きい人でも堪忍袋の緒が切れます。
私もそうだったんですが、男は妊娠によって身体が変化するなんてことないし、
実際に出産を経験するわけでもないから親になった自覚がなかなか沸きにくいんです。
子供が産まれてからも以前と変わらないペースで仕事へ行き残業もしていたし、職場の飲み会なんかも参加していましたが、そんな状態では産後クライシス待ったなしです。
産後クライシスを経験した今だから言えることは「出産した妻を世の中の夫はもっと労い率先して家事育児をやるべき」と提唱します。
原因2:出産による疲労とホルモンバランスの乱れによる情緒不安定
原因2は「出産による疲労とホルモンバランスの乱れによる情緒不安定」です。
寝てばっかりだな
いつもイライラしてるな
何も泣くことないだろ・・・
上記のように感じていませんか?
出産後の妻は身も心も疲労困憊。
ちょっとしたことでもイライラしたり落ち込んだりと、産後はマイナス思考です。
医療は日々進歩していますが、それでも出産は命がけ。
出産が母体に与えるダメージは全治1か月とも言われています。
また産後は母乳を促進させる「プロラクチン」というホルモンが増加し、女性ホルモンである「エストロゲン」が減少。
「プロラクチン」の増加は、母乳促進の他にも、敵対的感情を煽る効果や、排卵を抑えられることによる性欲減退効果もあります。
「エストロゲン」の減少は、肌荒れ、抜け毛の発生、精神的に不安定になるなどの症状を引き起こします。
原因3:初めての育児に対する不安や焦り
原因3は「初めての育児に対する不安や焦り」です。
誰しも初めての育児は気が張り詰めていて、なかなか落ち着かないもの。
周りのママさんは出来ているのにお前は出来ないのか
ちょっと考えすぎじゃない?
そんなに心配しなくていいでしょ
上記のような言葉を妻にかけてませんか?
妻は出産で体力を使い果たし、回復しきっていないボロボロの身体で育児をすることになります。
赤ちゃんも妻も初めての事だらけでスムーズに出来ることの方が少ないです。
慣れない育児、上手く行かない事による焦り、何もかもが不安に感じる毎日、全く余裕のない状態です。
原因4慢性的な睡眠不足
原因4は「慢性的な睡眠不足」です。
・なんか疲れてない?
・目の下のクマがすごいな
・出産してから老けたな(笑)
育児をがんばっている妻に対し上記のように発言してませんか?
赤ちゃんの授乳は3時間おきに1日8回を目安に行うので、当然夜も深い睡眠は取れずに毎日が寝不足の状態です。
睡眠不足は以下のような状態になってしまいます。
・正常な判断が出来なくなる
・いつでもぼーっとしてしまう
・楽しいことが楽しいと感じない
睡眠不足は全てにおいて悪循環の始まり。
産後クライシスの対策4つを紹介・解説
産後クライシスの対策4つを紹介・解説します。
対策4つは以下のとおりです。
- 夫は家事育児を全部やるくらいの心構えと積極性を持て
- 産後の妻の状態を良く知り良く理解する
- 育児の悩みは常に夫婦で共有
- 妻の睡眠時間と1人の時間を確保する
産後クライシスになってしまった人も今から心を入替えて行動していけば夫婦仲の改善に繋がります。
それでは解説していきます。
対策1:夫は家事育児を全部やるくらいの心構えと積極性を持て
原因1に対しての対策は「夫は家事育児を全部やるくらいの心構えと積極性を持つこと」です。
具体的には
家事
炊事・洗濯・掃除
育児
おむつ交換・抱っこ・入浴・寝かしつけ
といった具合に本当に全部やるのですよ。
期間としては3か月間家庭にフルコミットです。
3か月の根拠は
・妻の身体が出産のダメージから回復する
・育児に慣れてくる
・子供がいる生活リズムが出来る
といった感じです。
俺は仕事がある、妻と子供を食わしていくにも仕事をしなきゃいけないという声が聞こえてきますが、
妻は夫であるあなたに今何を求めているかと言うと夫婦で育児をすることです。
妻の母親でもなく、夫婦であるあなたと育児がしたいんですよ。
気付いてあげてくださいね。
対策2:産後の妻の状態を良く知り良く理解する(大怪我、ホルモン、イライラ)
原因2に対しての対策は「産後の妻の状態を良く知り良く理解する」です。
理由は妻を気遣う言葉や行動が自然と出来るから。
その結果、家事・育児に取り掛かる際もスムーズ行動が出来ると思います。
ここで知っておかなければいけない産後の妻の状態とは
・全治1か月の大怪我と同じ状態
・ホルモンバランスの崩れにより精神的にも不安定
といった点です。我々夫からは見た目では分からないほど身体にダメージを負っています。
全治1か月って相当ですよね?
家事育児を積極的にやらなきゃ
ホルモンの影響で何をしても気分が晴れない、心配になるって辛いですよね?
なるべく傍に居てあげましょう。前向きな言葉を掛けてあげましょう。
妻はあなたには出来ない出産という大業をしてくれました。
妻を労わりしっかりサポートしていきましょう。
対策3:育児の悩みは常に夫婦で共有する
原因3「初めての育児に対する不安や焦り」に対しての対策は「育児の悩みは常に夫婦で共有する」です。
産後の妻は常に子供のことで悩みを抱えています
悩みを夫婦で共有するする事で不安や焦りも半減します。
ここでの注意点は下記2点です。
・育児について悩む考える温度差
・考えすぎだって~良い方気を付ける
悩みに対する温度差があると夫婦で共有できてるとは言えないです。
同じレベルで同じ目線に立って話し合いましょう。
夫よりも長い時間子供と居る妻は子供を良く見ています。
夫が気付いていない子供のしぐさや一瞬の動きを見逃しません。
言い方や態度にもよりますが、真剣に悩んでいる妻に対し考えすぎの一言で終わらせることはしてはいけません
対策4妻の睡眠時間と1人の時間を確保する
原因4「慢性的な睡眠不足」に対しての対策は「妻の睡眠時間と1人の時間を確保する」です。
具体的な行動としては
・子供見てるから寝ておいでと一言かける
これだけです。これだけなんですが、夫婦で育児をするという気持ちが無ければなかなか出てこない一言なんですよね。
過去の私もこの一言がかけてあげられなかった。
ここでのポイントは、眠くなくても妻の1人の時間を確保してあげること
1日中子供と一緒に居て子供のことを考え、悩んでいるとやっぱり疲れますよ。
睡眠時間にならなくても子供のことを考えなくていい1人の時間を確保してあげることが大切です。
まとめ
本記事では産後クライシスの原因と対策について書きました。
対策の具体的な行動は、難しくないことばかりでしたね。
もう一度原因と対策を振り返って終わります。
産後クライシスの原因と対策は以下の通り。
原因1:家事育児に非協力的な夫→対策1:夫は家事育児を全部やるくらいの心構えと積極性を持て
原因2:出産による疲労とホルモンバランスの乱れ→対策2:産後の妻の状態を良く知り良く理解する
原因3:初めての育児に対する不安や焦り→対策3:育児の悩みは常に夫婦で共有
原因4:慢性的な睡眠不足→対策4:妻の睡眠時間と1人の時間を確保する
・出産という夫には出来ない大業を果たしてくれた妻に感謝し労う気持ち
・大切な命を夫婦で育てていく姿勢
が本当に大切ですね。
産後クライシスを乗り越えるための心構えやもっと具体的な行動は「産後クライシスは夫の心構え次第で絶対に乗り越えられる!【乗り越え方紹介します】」をお読みください。
思ったよりも長くなってしまったんですが最後まで読んで頂きありがとうございました。
世の中のパパ、ママ!
産後クライシスなんかに負けるな!!!!!