【本記事におすすめの人】
・育休取得を考えている夫
・育休中だけど何をしていいか分からない夫
・夫が育休を取ったはいいが何もしてくれずイライラしている妻
2人目を妊娠中「産後は人生の山場だ」と認識していたので、約半年間の育休を取得しました。
と、言うのも私自身、1人目の産後には全く家事・育児に協力せず、産後クライシスに陥ってしまった経緯があったからです。
「次の産後を失敗したら夫婦関係終わる…」という確信していたのもあり、育休中は家事・育児にフルコミットしました。
結果、妻から「本当に助かった、ありがとう」と言われ夫婦二人三脚で山場を乗り越えることが出来ました。
夫の育休取得は私本人を含め、「家族の絆が深まる貴重な時間だった」と感じました。
一方で「夫の育休取得」というテーマで度々SNSやTV番組に取り上げられているコーナーを見てると
・育休を取得してくれたは良いが役に立たず
・でかい子供が増えただけ
・むしろ夫が家に居ることで仕事が増えた。早く仕事行け
といった感じで、世の中の妻達から「育休を取得した夫」への厳しい意見が目立っていたんですね。
そう、世の中の妻は「育休中の夫にイライラ」してるんです。
上記のような夫婦に私の経験談が解決の糸口になれるのではないかと思い記事にしました。
少し前置きが長くなりましたが、本記事の狙いは以下の通りです。
本記事の狙い
夫であり育休経験者である私が「育休を取得する夫が持つべき考え方と取るべき行動」をお届けする
読んで頂ければきっと夫婦二人三脚で人生最大の山場を攻略出来ると思います。
参考
この記事は実際の体験談を夫である私が妻の本音を聞きながら執筆したもので、妻監修記事となっています(震)
夫婦でお読み頂けると、思いや情報が偏らずお互いの最適解が見つかるはずです。
夫の育休取得で得る事が出来たもの
始めに私の育休取得で得たこと紹介します。
言ってしまえば次に挙げる事があなた達夫婦にとって必要かどうかがポイントです。
夫の育休取得で得たこと
(妻)→妻が感じた事(夫婦)→夫婦で感じた事
・夫が妻と同じレベルで育児に対して悩む事の出来る人間になった(妻)
・産後の家事に対する不安が無かった(妻)
・育児に対する悩みがタイムリーに温度差無く相談できた(妻)
・仕事復帰後も家事・育児を積極的にやってくれるようになった(妻)
・子供が幼い貴重な時間を夫婦で協力する事が出来た(夫婦)
・生まれた子供が可愛いと感じられる余裕を持てた(夫婦)
・上の子にも過度にイライラぜず愛情を注げた(夫婦)
個人的には今後も生活や育児をして行く中で、
・これからも夫婦で頑張って行こうという意思を持てた事
・人生において一番大変で大切な時間をより濃く過ごせた事
は無理して育休を取ってでも手に入れるべき価値ある財産ではないかなと思います。
とはいえただ育休を取るだけでは上記のようにはなりません。
育休を取得する夫が持つべき考え方3つ
私が育休中に持ち続けていた考え方は3つあります。
- 命を懸けた妊娠と出産に感謝して妻を労(ねぎら)おう
- 全治3か月の妻が動かなければ家庭内は回らないのか自問自答する
- 子供の成長は本当に早い。日々の成長を自分の目に焼き付けよう
なぜ考え方なの?と疑問を持たれた方、鋭いですね。
私は始めに行動宣言ではなく「考え方」を整理する事が大切だと思っています。
なせなら先に「あれをする、これをする」と宣言しても、疲れたりモチベーションが下がった時にどうしてもやらされ感が生まれ、行動できなくなるからです。
又、「宣言した事しかやらない」という結果になってしまわないように、「行動に至る考え方」を整理する事が大切なんですね。
必ずこの考え方を取り入れろ!というわけではありません。
あなたがより行動できる考えを見つける事が出来たのならそれに越したことはありませんし、私の例を参考にあなたの考えを持つことの方が重要ですよ!
それでは順に解説していきます。
①命を懸けた妊娠と出産に感謝して妻を労(ねぎら)おう
持つべき考え方としての1つ目は「命を懸けた妊娠と出産に感謝して妻を労(ねぎら)おう」です。
妊娠や出産は私達夫がどう頑張っても出来ないことです。
どう頑張っても出来ない事なのによりによって命がけなんですよ。
・日々変わる体調や気持ち
・絶望的なつわりの時期
・身動き一つで息切れする後期
・鼻の穴からスイカの出産、場合によっては帝王切開
・瀕死の状態で行う授乳
男性である私達には到底理解の出来ない領域の死闘と大業をこなしてくれているんです。
②全治3か月の妻が動かなければ家庭内は回らないのか自問自答する
持つべき考え方としての2つ目は「全治3か月の妻が動かなければ家庭内は回らないのか自問自答する」です。
見た目では分かりにくいですが、出産は全治3か月の大怪我と同じと例えられています。
大怪我を負った妻に動いて貰わなければ家庭内は円滑に回らないのでしょうか?
否。
妻にしか出来ない授乳などを除いて、家事・育児全部出来ます。
初めての事ばかりでアタフタするのは当たり前。
抱っこもおむつ替えも入浴も1回やったら次はもっと上手く出来るし、10回もやれば大抵の事は慣れますよ。
育休中とはいえ疲れが見える時もあります。
そんな時に思い返してください。
「全治3か月の妻が動かなければ家庭内は回らないのか?」
答えは決まって「否!!」です。
③子供の成長は本当に早い。日々の成長を自分の目に焼き付けよう
持つべき考え方としての3つ目は「子供の成長は本当に早い。日々の成長を自分の目に焼き付けよう」です。
これは解説不要な気がしますね。
子供の成長って本当に一瞬です。
瞬き一回するごとに1mm成長してます(笑)
そう例えることが出来るくらいに気付けば声を上げて笑ったり、気付けば寝返りが出来たりとあっという間に大きくなってしまいます。
日々成長する子供は毎日新しい発見があります。
ありとあらゆる「初めて」を見逃すことが無いくらい、日々の成長を自分の目に焼き付けましょう。
育休を取得する夫が取るべき行動
夫が取るべき行動をお伝えしていきます。
- 家事は産後3か月間は全てやる
- 育児は授乳以外を妻から奪ってでもやる
こちらも「これが正解!」というものではなく、あくまで私の体験談であり一例です。
先ほどの「考え方」を自分なりに落とし込む事が出来たら、一見ハードルの高そうな上記の行動も自然とできるはず。
文章の通りですが少し解説します。
家事は産後3か月間は全てやる
妻は全治3か月の大怪我なので3か月は家事を全て受け持ちましょう。
具体的に私がやったのは以下の通りです。
・毎日3食の炊事(もちろん後片付けも)
・掃除
・洗濯
・食材の買い出し(上の子が居れば一緒に連れてく)
食事はきちんと後片付けまで、食材の買い出しは上の子が居れば一緒に連れ出して行きましょうね。
育児は授乳以外を妻から奪ってでもやる
育児において妻しか出来ない授乳を除いては妻から奪ってでもやる気持ちで構えましょう。
具体的に私がやったのは以下の通りです。
・おむつ交換
・寝かしつけ
・お風呂
・上の子の遊び相手
・上の子の世話全般
家事と育児の両立が出来るようになるには?
家事と育児の両立が出来るようになるには慣れない手つきでも「とにかくやってみること」です。
この記事を読んでいる人の中で恐らく半数くらいは
・独身時代から全く料理をしてこなかった
・結婚してから家事を妻に任せっきりだった
・上の子の面倒は妻に任せっきりだった
という人だと思っています。
なので最初から完璧を目指さなくていいので、努力してやってみることです。
育休中の夫が毎日3食炊事する時の工夫
例えば料理で言うと
・火の使わない簡単なおかずを作る
・たまにはレトルト品で済ませる、お惣菜の力を借りる
・炒めてタレを入れるだけの料理にする
・比較的作るのが楽な丼物を作る
などなど、まずはどんなものでも必ず3食準備することから始めましょう。
育休中の夫が子供の世話をする時の注意点
産まれた子供が1人目ならとにかく数をこなして慣れることです。
問題は(産まれた子供が2人目、3人目だった場合)×(普段なかなか子供との時間が取れていなかった場合)ですね。
なにが起こるかというと、事あるごとに「ママじゃなきゃ嫌だ!!!」というフレーズが登場します。
そんな時は初めはママに出来ることであれば無理のない範囲でお願いしましょう。
原因は子供と過ごす時間が足りないというのがほとんどです。
普段からなるべく一緒に遊んだり、世話したり徐々に子供がパパと出来ることを増やしていくスタンスで居ましょう。
なので、常に「パパと一緒にやってみよう?」と声を掛けて行きましょうね!
育休期間を有意義にする為には夫婦での話し合いが必要不可欠
ここまで私の経験談を書いていきましたが、ほんの一例に過ぎません。
育休期間を有意義にする為には夫婦での話し合いが必要不可欠です。
育休をこれから取得する人は事前に、育休中の方は今からでも遅くないので次の内容を夫婦で話し合いましょう。
夫であるあなたが育休を取得したのは何の為か再考する
あなたが育休を取得したのは何の為ですか?
あなたなりに真剣に考えて妻に伝えましょう。
伝えることで夫婦で協力し合い産後を乗り越える事が出来ます。
妻であるあなたは育休を取得した夫に何をして貰いたいか伝える
もし育休中の夫にイライラしているのなら、「こんな記事見つけたよー!」と自然な感じで一緒に読んでみてください。
そしてあなたが夫に何をしてほしいか伝える事が「夫の育休期間を有意義にする」ひとつの方法ではないかと思います。
まとめ
会社員ならば育休ほど仕事を休めるのは退職後しかありません。
育休中をイライラして過ごすのはとてももったいないですよ!
それでは最後にまとめます。
夫の育休で得たもの
(妻)→妻が感じた事(夫婦)→夫婦で感じた事
・夫が妻と同じレベルで育児に対して悩む事の出来る人間になった(妻)
・産後の家事に対する不安が無かった(妻)
・育児に対する悩みがタイムリーに温度差無く相談できた(妻)
・仕事復帰後も家事・育児を積極的にやってくれるようになった(妻)
・子供が幼い貴重な時間を夫婦で協力する事が出来た(夫婦)
・生まれた子供が可愛いと感じられる余裕を持てた(夫婦)
・上の子にも過度にイライラぜず愛情を注げた(夫婦)
夫が持つべき考え方と取るべき行動
育休を取得する夫が持つべき考え方
- 命を懸けた妊娠と出産に感謝して妻を労(ねぎら)おう
- 全治3か月の妻が動かなければ家庭内は回らないのか
- 子供の成長は本当に早い。日々の成長を自分の目に焼き付けよう
育休を取得する夫が取るべき行動
- 家事は産後3か月間は全てやる
- 育児は授乳以外を妻から奪ってでもやる
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上で今回はおしまいです。